恵美横山

さや侍の恵美横山のレビュー・感想・評価

さや侍(2011年製作の映画)
4.1
さや侍を観て、松本さんは「映画」を撮っているのではなく映画という表現方法を使って、ずっと「笑い」の様々な側面について描いているのではないかと思った

だからどの映画も総合芸術としての映画、という側面はほぼない
いい意味で生粋のお笑い馬鹿というか笑いのことしか頭になさそうな、、

この話は松ちゃんの娘さんへ向けて作った御伽噺なのかなと思う
笑えたり、泣けたり、感動したり、ラストは色々な感情になる不思議な物語だった

父娘の物語としても観れるが、どちらかというと私は病んだ男の子が笑顔を取り戻す話として捉えた

笑いの持つ救済と愛の力について描かれていたと思う
その点で松本さんの独自の表現になっており観る価値があった

結構、好きだしまた時間を置いて観てみたい
恵美横山

恵美横山