大輔

ドラゴン・タトゥーの女の大輔のレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.8
ストーリーはシンプル。見せ方はデビット・フィンチャーらしくジメジメと暗くて、スタイリッシュで嫌らしくエグい。毎度のことながら雨から始まる。

ある一族の闇を暴くことが物語の主軸で、暴かれたら困る人に命を狙われながらも男女の協力プレイで困難を乗り越え目的を果たす。この王道中の王道ストーリーでも闇が苛烈故にそれなりに面白いのに、もう2.3歩踏み込んで、男女が相互にそれぞれの抱える問題を解決に導く。
でもそれぞれの境遇の差までは埋めきれず、ってことでただのハッピーエンドで終わらないのが話に奥行きを感じられて良かった

ルーニー・マーラは素晴らしかった。
天才ハッカーでありめちゃくちゃ仕事ができる女性ながら、心に闇を抱える女性。舐められ差別され、頭脳派なのにパワープレイもできる。
この難しい役どころを見事に演じてくれてたと思います。そら皆好きになるよね。

映像もBGMも雰囲気をもり立ててくれて良かった。隙がないので2時間半があっという間に感じられました。

面白かった
大輔

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