もっと小難しい映画だと思ってたんですが全然そんなことはありませんでした。わかりやすいサスペンスですぐに引き込まれました。
あるceoへの批判記事を書いたものの、反撃をくらい名誉毀損で有罪判決を受けた男ミカエル。賠償金で一文無しになろうかと言う時、ある一族からの依頼が届く。突如失踪した親族を見つけ出すと言うその依頼は、多額の報奨金とceoの不正を暴く証拠付きだった。一族全員が怪しい中で、ミカエルは捜査を始めるのだが…。
先に不満点から挙げると、登場人物が多すぎることが一番にあります。ある意味一族の不気味さや事件のミステリアスな雰囲気を引き立てているとも言えなくはないけど、それでも頭に入ってこない。だからストーリーの転換期に置いてけぼりを食らってしまいました。頭のいい人ならもっとすぐに情報整理ができるのかもしれない。そして映画自体に要素が多すぎる。実際三時間近い映画になっているので、もし原作がそうであるなら申し訳ないけど、情報過多に陥ってしまいました。なにに集中すればいいのかわからなくなります。
ただ、良い点として、話の核である事件の複雑さや、その不気味さを引き立てるBGM、全員が怪しく見える俳優陣の演技。
特にルーニーマーラは圧巻でした。女優魂を感じます。途中情報過多に陥ってしまってもわかりやすいほどの綺麗なオチなので、最後まで楽しめないことはありません。もう少しコンパクトだったらもっと良かったのに。
