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ドラゴン・タトゥーの女のmarimoのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.9
個人的には無条件で新作を観たくなる監督フィンチャー様。
(新作もフィンチャーで観たかったな〜)

私は、原作も、スウェーデン版の映画も観ずにフィンチャー版からです。

たったの数年でリメイク。フィンチャーがリメイク。
当時いまいちピンとこなかったけど、観て納得。
フィンチャーに持ってこいの題材。

本作、閉鎖的な島での事件を追う休暇中の記者と、奇抜な外観の凄腕ハッカー女子のバディもの。

古典的なミステリーの様式に凄腕ハッカーの調査や分析がとにかく新鮮で、よく知った肌触りなのに伝わる感触は初めてのものといった感じ。その感覚が娯楽作品としてすごく刺激的で嬉しい。

何より舞台設定、ビジュアル。その全てがフィンチャー色で幸せ。

世界的ヒット作のリメイクで稼ぎたいソニーの思惑は感じるものの、フィンチャーが撮る事でそういう商業的な匂いが抜けて良い方向にハマった作品。

おそらく映画史に残るであろう、肛門を貫く激痛と、世の中の性犯罪者が無条件に改心しそうなリスベットの制裁。
怖い怖い。(いや、あんな鬼畜ブタ野郎みたいな事しないけどさ。。。怖すぎるよ。リスベット)

フィンチャー作品の中では少し地味だけど、間違いなく傑作。
新作のために久々に観たけど、これきっかけにフィンチャー作品を観返したくなる。(新作はフィンチャーじゃないけどね)

これ、ルーニー・マーラ以外でリスベット成立するのかな。。。
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