千利休

ドラゴン・タトゥーの女の千利休のレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
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デヴィッド・フィンチャー監督作の、マチズモから暴力的な魅力だけを取り出したような世界観が、トリップホップ的暗鬱さと融合し唯一無二のものになっているのは本作でも健在。前作「ソーシャル・ネットワーク」に通じるデジタル感覚がひたすらにクール。そんな本作の最大の魅力は聖書の引用の巧さだろう。「ミレニアム」シリーズはまだ未観賞ゆえ比較はできないが、欧州ウケする作品を作れるあたり彼がカリスマたる所以なのだろう。
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