あいの

ダニエラ 17歳の本能のあいののレビュー・感想・評価

ダニエラ 17歳の本能(2012年製作の映画)
3.6
あるタイプの人々に刺さる作品、なのかもしれない。福音派の親によるあらゆることへの過剰な干渉、抑圧。そこから自由になりたくて欲望に身を委ねようとするが欲望そのものがわからなくなるような10代。
同じく宗教の抑圧をテーマにした作品が多いイングマール・ベルイマンは人物の顔のアップが印象的だけれど、こちらは主人公の後ろ姿を執拗に映していたのが面白かった。全体的に惜しい感じのする作品ではあったけど、ラストは割と絶望的で、それでも生きてゆくんだということをしっかり伝えていた。
女の子同士の絡みシーンがとてもよかった。日本版ポスターは何もかも間違ってるね…
あいの

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