本作は、2017年に公開された韓国・アメリカ合衆国合作のアクション・アドベンチャー映画。
監督・脚本はご存知、ポン・ジュノです！
たしかNetflix限定配信で、劇場公開はされてないのかな？
内容としてざっくり簡単にいうと、『スーパーピッグ』という新種の豚・オクジャと、そんなオクジャと暮らす少女・ミジャ（アン・ソヒョン）が織りなす物語。
このオクジャ、カバとブタをミックスしたような見た目で、異様にデカいんですが妙に愛嬌があって可愛い。
そして映画の冒頭で描かれる、オクジャとミジャの山村での生活は素晴らしい◎
“山の中で少女とデカい生物が戯れる”ってだけで牧歌的かつファンシーで楽しかったです。
本作には、宮崎アニメの影響があるようですが、確かにアニメ的な要素を感じましたね。
そういえば、ミジャが寝そべったオクジャの上に乗るシーンなんて、まんまトトロ笑
ただ、この映画はただ楽しいだけじゃないのがポイント。
物語序盤はファンシーで、所々ギャグシーンもあって笑えるんですが、ラストは悲壮感漂います。
最初と最後で映画の雰囲気がガラッと変わるのはポン・ジュノらしさがあって良かった。(というか韓国映画ならでは？)
メッセージ性かなり強めな作品ですが、そこまで説教臭くないのも良かったですね。
ただね…途中で出てくる「ALF（Animal_Liberation_Front）」という、動物の権利を提唱する過激派組織を“良きもの”として描いているのはどうなのかな…？
これはシーシェパードとかについて違和感を感じる日本人ならではなんでしょうか？
