たかり

オクジャ okjaのたかりのネタバレレビュー・内容・結末

オクジャ okja(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

まず素敵なのは冒頭のシーン。
地球の食糧難を解決するため品種改良されたブタ(スーパーピッグ)オクジャと、小さな頃からオクジャを育ててきた少女ミジャの山奥での生活。自分で採った果物や魚を食べ、社会とは隔離されているその生活は自由そのものであり幸せに満ちていた。
昔から犬を飼いたいと思っていた。
キッカケはクレヨンしんちゃんのシロだが好きな犬種は柴犬かゴールデンレトリバーかつ大型だ。親の了承を得ることができず飼うことはできなかったため、そのあとの展開のミジャにはそこまで感情移入できないと思っていたがそんなことはなくめちゃくちゃ感情移入した。
この映画の内容は、愛する家族(オクジャ)を巨大な企業に奪われ、武器も財力もいない少女が1人で救出しに行くというものだ。
しかし途中でALF(動物保護団体)と呼ばれるテログループの協力を受ける。このグループがとても好きだった。ユニークな登場シーンから始まり、危なっかしい緊迫感ある逃走シーンもコミカルな音楽と彼らのキャラクターのおかげで笑って見ることができた。彼らは普段からずっと一緒にいて動物の保護活動をしているのだろうか。リーダーはかっちりした服装をしていたから彼が大富豪で活動の資金を補っているのか。どちらにしても彼らの生活は羨ましい。なかでもレッド役のリリーコリンズがかわいい美しい顔ちっさい。
工場の檻の中にいたスーパーピッグの家族は動物には見えなかった。この映画を機にベジタリアンになる人がいるのだろうか。感謝の心を持って食事をしようと思う。
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