これは良い。
途中のドライブ場面、異様に長い直線距離を走ってそうなのが良い。知らん単語は全部運転席のあいつが解説してくれて嬉しい。
肝心のダンスは正直そんなに良いものとは思わんが、それに対して熱狂してる客たちの写し方は良い。あいつらは文明の崩壊した世界で何とか熱狂できるものにしがみつかなきゃ行けないので、あんなもので盛り上がることでしか自分を保てない。現代人も、セックスなどという大した快感も得られぬつまらぬ物に対して、尻を振りながら絶叫したりすることで熱狂しようとしている。それと同じ試みではないか。泣けてくるね。
欲を言うならば、普通に長編映画の尺で見たかった。