ぴな

スクリーム・ガールズ 最後の絶叫のぴなのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

スクリーン1

巨匠ウェス・クレイブンの最後のプロジェクトということで、期待しすぎていたかも。

スプラッター描写は良いとして、ツッコミどころがありすぎて。
それがスクリームのような、いわゆる「フラグ」的なホラーあるあるとして味になっていればいいけど、そうでもない。

不穏な始まり方や、猟奇事件発生までのくだりはそれなりに盛り上がったのに、どんどん陳腐な展開になっていってガッカリ。

警察の関わりが浅すぎるし、雑すぎて現実味がない。
写真のナンバリングがほとんど活かされていない。
出入口が1つしかない部屋で机の下に隠れるとはいかに?
明らかに第三者の仕業とわかっていて、しかも都合よくキッチンにいるのに、何も武器を手に取らないとは?

などなど。
イイ感じに鬱陶しいカメラマンと、イイ感じに不快感を与える犯人の素顔は不気味さに拍車をかける良い材料だったのに…。
犯人の意図を代弁するようなセリフをカメラマンがぽろりと言ったくらいで、犯人の動機や執着について放置しすぎ。
偏執愛にしても、ちょっとなぁ。
ラストも、で??って感じ。

原題はThe Girl in the Photographs
ラストを考えると断然こっちでしょう。
スクリーム・ガールズとは言いつつも、男性も被害に遭ってるし、絶叫なんてしてたっけ??
ぴな

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