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ボディ・バッグスのnyakoのレビュー・感想・評価

ボディ・バッグス(1993年製作の映画)
3.5
カーペンターとトピー・フーパーによる3話構成のホラーオムニバス。
特別出演も結構あってお得感いっぱい。

ボディ・バッグスとは遺体袋のこと。
自殺や他殺の遺体はこの袋に入れられてモルグへ連れられてくる。
オープニングとエンディング、そしてエピソードの間を繋ぐホストはカーペンター監督自らが。
あとからトビー・フーパーもモルグの医師役で出てくる。

実は3話のエピソードよりもカーペンターが演じる繋ぎのおはなしの方が面白かった。。
カーペンターが悪ノリしてて楽しい。

①『ガスステーション』カーペンター監督
深夜のガソリンスタンドで働く女性は、
ラジオで流れていた女性の変死体のニュースで内心ビクビク。
次々と現れる客。もしかしてシリアルキラー?
既視感あるストーリーも、スリルの見せ方がうまい。
だから背中見せちゃダメなんだってば!
そんなにひねりはないけど、最後の男のセリフに思わずニヤリ。

なんと客のひとりにウェス・クレイヴンが!
サム・ライミが写真だけで特別出演。

②『ヘアー』カーペンター監督

この2話目が一番好き。
ホラコメ調で気持ち悪さにぞわぞわする一編。

薄くなってきた頭髪が気になって気になってしょうがない男。
男は街ゆく金髪ロングヘアの美女に見惚れてて、
もうしょうがないね〜なんて思ってたら、次はロングヘアの男、ロングヘアーのわんこ…見てたの髪の方なんかい!
藁にもすがる思いで頭髪再生の研究所を訪れた男は奇跡の治療薬を塗布してもらう。
そして、見事にフサフサの髪を手に入れるが…。
そのあと訪れる悲劇に…ごめんなさい、思わず笑っちゃう。

熟女な看護婦さん役に『ビデオドローム』にも出演してた唇デボラ・ハリー。

③『アイ』フーパー監督

マーク・ハミル演じる野球選手は事故で片目を失ってしまう。
移植手術を受けてから次第に亡者の幻覚が見えるようになるという話。
献身的な奥様にツイッギー。
ストーリーは既視感あるかな。でも眼球えぐりだし描写が凄い!
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