このレビューはネタバレを含みます
2時間半、大きな展開や派手な演出がある訳では無く、丁寧にじっくり主人公のリーと周りの人々との交流が描かれる
冒頭からエンドロールまで、海が印象的な作品。穏やかな海から荒い海まで、リーの心情を表すかのように何度も海だけのシーンがあった。
これまでに大きな心の傷を負ったリーと、父親を亡くした16歳のパトリックが何度もぶつかり合う。
リーは口悪いし、見てるだけでも疲れるけど、本人には本人にしか分からないフラストレーションがずっとたまっていたんじゃないかな。
誰だって、どこか心に傷を負っていて。それでも少しずつ前に進んでるって思える。