「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
兄が死に、心がなくなった状態の主人公だったが、その兄の子供の後見人として、勝手に選定されて、いたくない場所に引っ越しをしなければならないことを知らされ、大きく怒る。その怒りの根元は何なのか、何で主人公は心を失ったのか。そして、後見人として育てられるのか。
自分の心境と主人公を重ね合わせてしまうくらい超暗いし、ずっと光が照らさない。
だけど、こういう映画も必要。
自分が犯した罪が逃れられないし、きちんと自分が出来ないと判断して、壊れていることを認識しているのも主人公に共感する。態度悪いのとか、仕事はちゃんとするのも分かる。少しの人に愛されて、沢山の人に嫌われる。そんな生き方も良いじゃない。