唸るほどのやばい演技ってものじゃないが、こんな静かで特に何かが起こるわけではない感じな映画なのに、ほぼ退屈せずに見れたのは演技の高い信ぴょう性とキャラクターの面白さがだんだんと見えてくる良い脚本の功績が大きいと思う。
普通の映画ならケイシーアフレックのキャラクターみたいな嫌な奴を見ていたくないのにキャラクターの動機が明かされると見ているものの感情までヒリヒリとしてくる。感情移入しにくいキャラクターなのにここまで観客の感情に訴えてくるのはワザだなと。
ケイシーアフレックの喋り方は冒頭からずっと昔のベンアフレックに似すぎてて、というかグッドウィルハンティングの時のベンアフレックにめっちゃ似てて笑ってしまいそうになった。
あと、甥っ子の部屋にポーラーベアクラブとbridge nineのポスターがあるのサイコーだった。あの当て振りすぎるバンドはどうかと思ったけど。
