健一

マンチェスター・バイ・ザ・シーの健一のレビュー・感想・評価

4.9
本当に素晴らしかった。
評判どうりケイシー・アフレックも凄かったがやっぱりミシェル・ウィリアムズにもオスカーをあげたかった。
出番は少ないながらも強烈な演技を見せてくれる。

ボストン郊外で便利屋で生計を立てている孤独な男。
彼は兄の突然の死をキッカケに故郷マンチェスターに帰省する。
遺言で16歳の甥っ子の後見人を引き受けることとなる男は 甥っ子と共に暮らすため故郷の町に留まる。
次第に自身が心を閉ざす原因となった過去の悲劇と向き合うことになる。

ケイシー・アフレックが 兄のベン、親友のマット・デイモンを差し置いて(演技部門で)オスカー俳優になる日が来るなんて想像もしてなかった。
しかし本作で演じた「孤独を抱えた男」は本当に素晴らしいの一言。

『ある男の再生の物語』というジャンルはこれまでも数多くあったが その中でも本作は間違いなく代表作となるだろう。
主人公の兄、甥っ子、元妻と、脇役達もとても深く描かれていて それぞれ演じる役者達も いい味出してる。

心から人にススメたい映画。


2017年5月29日
YEBISU GARDEN CINEMA screen 1
💺187席
客入り 6〜7割埋まってた。
健一

健一