バナンザ

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのバナンザのレビュー・感想・評価

3.1
マクドナルドのシステムをフランチャイズ化し、不動産を利用してマクドナルドをリースすることで全国規模での収益確保システムを築きあげたレイ・クロックの実話をもとにした物語。

成功者の苦労や幸運・大胆さからその人物の偉大さが感じられる。時代は変われど、常識を疑い、幅広い人脈・経験・勤勉さ・巧な話術をもとに計画を遂行していく姿勢は現在でも通用する力だと感じた。映画では、とりわけクロックの、人間を評価する直観力が大きな影響を持っていて、その直観力が現代でもマクドナルドが反映している理由であると思う。抽象的な言葉で道徳的教訓を語る本は多く現代にあるが、レイクロックの伝記ともいえる本作は、自らの信念に従い、それに執念を燃やすことの重要性・在り方を大いに植え付けてくれる。

本当の創業者と発展させた立役者が異なると言う点でスターバックスと似ている。
日本におけるマクドナルド一号店はたしか1972年(1974?)に銀座にできた。映画で登場したように、マクドナルドはアメリカの象徴であったのかもしれないと認識させてくれた。
レイクロックは寝室で音楽をかけていたが、内容はデール・カーネギーの本だったような気がする。
バナンザ

バナンザ