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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のnumasanのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦でドイツ軍のポーランド進行の際に多くのユダヤ人が迫害された時に、彼らを救いだそうとした動物園の夫婦の実話をもとにした映画です。
前半で動物園が空襲をうけるシーンはすごく胸が痛みました。動物が好きな方はすごく辛いシーンです。
アントニーナとヤンが命がけで少しでもユダヤ人達を救いだそうと頑張る姿。
その勇気に涙ぐんでしまいました。戦争で自分達もどうなるかわからないのに…。
一番好きでもあり嫌いなシーンが収容されていたゲットーの街から列車で移送されるところで、ヤンが子供達を列車に乗せるシーンがあるのですが、子供が両手を広げて乗せてとお願いして彼が子供達を持ち上げて乗せていきます。その子供達のあどけない顔がすごく印象的でした。でもこの子たちは、たぶんあの悪魔の収容所にいくんだと思うといたたまれない気持ちになりました。
これを観てますます戦争の悲惨さをあらためて感じましたし、あの勇敢な夫婦を知って良かったと思いました。
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