枚方

菊とギロチンの枚方のレビュー・感想・評価

菊とギロチン(2016年製作の映画)
3.5
猫が出ない映画

良かった。3時間もあるんで二日に分けて見た。
タイトルはもちろん「菊と刀」のオマージュだ。元々のタイトルは「女相撲とアナーキズム」だったそうだから、このタイトルに変えて大正解。もしかすれば文化を象徴するものと文化を破壊するものという相反するものが出会っていたらというストーリー。
国体(天皇)を崇拝する田舎の軍人たち、口ばっかりのアナーキストたち、本来女人禁制の女相撲で興行する男たちと、ただ純粋に強くなりたい女たち。基本男がクズしかいねえな。
「國體を舐めるな」と叫んで刀を土俵に突き立てる軍人のラスト、皮肉めいいっぱいで良すぎた。
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