美しいノルウェーのフィヨルドを舞台に展開されるシリアスな災害ドラマ。無知な私は湖でも津波が起きる事を知って驚きました。湖だから引き波は無いんですかね。事が起きた時と平穏な時との対比を見せるためにフィヨルドの美しい景観をこれでもかと映したり、主人公の一家の置かれてる状況を丁寧に説明したり町の平穏さをアピールしたりと意図は理解出来るのですが事が本格化するのに50分近く掛かるのでB級映画の早い展開に毒されてる私には序盤から中盤までが長く感じました。
事が起きてから引くまでは怒濤の展開で緊迫感がありました。CGを使った災害シーンも迫力がありました。それは本物にはかなわないが…これは映画ですから。ノルウェー映画の技術力の高さを知りましたね。主人公の父親役の俳優さんは痩せたノーマン・リーダスみたいで格好良かった。娘役の女の子は超絶可愛いし超絶演技が上手くて驚きました。一番頼りになりそうな人が実はどうしようもなかったりとパニック映画のお約束は敬承しています。主人公一家ばかり優遇されるのは何ともと言った感じです。
「10分間で何が出来るか…多分私は何も出来ないだろう。海抜を計測出来る腕時計買わないとな」そんな事を思った映画でした。
