サイレンスのアガサのレビュー・感想・評価

ナメてた女性は普通の聾唖女性だったけどナメすぎていたせいで返り討ちにあうお話。
人間どんな属性にあっても相手を尊重する心を忘れたら酷い目にあうよ、というありがたい教訓を得ることができる。

ハンティング気分で人を狩る殺人鬼が、もしかしたら本業は警察官なのかもしれないと思わせるような描写があって、そのさりげなさがとてもよかった。
前半、聴者ゆえの優越性から聾者に超舐めプをかます辺りも、小物感がビシビシ伝わってきていい。
あれがあるからこそ後半のやられ放題が活きる。
やられるだけの資質が彼にはある。