Sankawa7

ウインド・リバーのSankawa7のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
Netflixレコメンから、隠れ名作発掘系‼️

ネイティブアメリカン居留区でおこった少女暴行殺害事件、その捜査のために派遣されたFBI捜査官エリザベス・オルセン、ジェーン役、とそれを助ける地元のハンターコリー役のジェレミー・レナー2人のバディー映画。
エリザベス・オルセンはスカーレットウィッチ、🦹‍♀️、ジェレミーレナーは言わずと知れたホークアイ🦅だ❗MCU での二人の関係のオマージュまんま😳

いきなりとても生々しい遺体発見と解剖のシーンから始まる🫀🥼

夏でも雪に❄️覆われるワイオミング🗻のネイティブアメリカン居留地、基本先祖伝来この地に閉じ込められ、昔は外に出ることすら許されなかったネイティブアメリカンの子孫とこの地にある資源を採掘するために外から入ってくるかなり質の悪い労働者たちしかいない。
娯楽もなく🏟女性も少なく閉ざされた環境のために定期的に女性👩🏻が被害に遭ってしまうサガを抱える

今回はそんな事件に執念を持って捜査する
2人が力を合わせ事件を解決していく話、居留区内の無法地帯状態には改めて驚く、

アメリカ人が銃を所有すること個人が自らを守る権利のために大切だと主張する気持ちが結構わかってしまった、日本人になじみのある大都会では味わうことのない感覚だと思う

周囲から舐められていたジェーンも雪山の中で次第に強さを身に付けていく。
ミステリー部分はそれほど強くなく、ほぼ一直線的に犯人たちにたどり着き壮絶な結末になるが勧善懲悪ですっきりさせるアメリカ的な🇺🇸終わらせ方も、最後のキャプションで観客に重い社会テーマを投げかける

特別居留区の中には捜査のメスも入りにくいため保護されていると云うよりも被害者が後を絶たないと言う現実😢
乾いたキャプションがそれを叩きつける

コリーの目線でも被害者やジェーンから女性の生命力の強さを実感を持って感じたことがひしひしと伝わる

強がりながらも涙を隠さない被害者の父親役が最高によかった

ほとんどこの作品のことを知らなかったがNetflixでなければ見れなかったと思うので改めてそのレコメン能力に感謝したい
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