このレビューはネタバレを含みます
安易な追跡サスペンス映画だと思って観たら違った。
先住民保留地での先住民に対する差別…
逆さまの星条旗…
(この作品では、アメリカ国家に対する敵意だそうです)
保留地外での就職も難しく、わずかな年金しか与えられず、とても貧困で自分の土地も持てないし、荒れ果てた土地なので農業もできない…
そんな劣悪な環境に追いやられてるネイティブアメリカンの現在進行形のアメリカの闇の話。
切実さのあるメッセージ性の強い作品でしたが、淡々としていて、クドさは控えめでした。
主人公が、犯人と対峙するシーンは、サラッとし過ぎていて物足りなかったけど、
主人公の撃つシーンは映らないまま犯人達がひたすら狙撃されて次々と倒れる演出は、とても良かったです。
