ペジオ

ウインド・リバーのペジオのレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
3.9
その「土地」ならではの環境や風習や歴史を盛り込んだ映画というのは、それだけで観る価値がある

「犯人探し」のミステリーの体で、「問題」を浮き彫りにする構成
犯人も決して純粋悪ではなく「問題」に翻弄された存在として描かれる(まあ、それが言い訳にもならないクズではありましたが。)
それ自体は珍しくない作りだが、細部の精度、完成度が高いので非常に面白く観れました
心の距離を感じる主人公と被害女性の父親とのやりとりや、いつの間にかシームレスに突入していた回想シーンの編集の巧みさと描写の痛ましさ、そしてそこからのクライマックスの銃撃戦の臨場感は素ン晴らしい

音楽がニック・ケイヴ⁉

エリザベス・オルセンが良かった
「経験の浅さを部下から指摘される上司」感というか、そのツラさが一番共感しやすかった
ペジオ

ペジオ