いずみ

イレブン・ミニッツのいずみのレビュー・感想・評価

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)
4.3
傑作サスペンス…というよりは、伏線だらけの密な情報収集映画…故に群像劇。スコリモフスキ特有の爆音(怪奇音)を使って展開される。既に傑作だと確信しざる終えない冒頭シーンとラストには感無量。気持ち悪いほど人が行き交う、まるでスクランブル交差点のような乱雑なプロットなのか、と序盤は思ったが…こりゃまたハマるわハマる。なかなか新しいタイプの映画で非常に珍しい。ただサウルの息子と同等、私からすればこれは一発屋映画。現時点でベストに入るものの、恐らく3日もすれば散りゆくであろう、余韻。ちょっとドゥニと(ヴィルヌーヴ)を想起させる点が個人的にあったので鑑賞した方に聞いてみたいところ。
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