イレブン・ミニッツの作品情報・感想・評価

「イレブン・ミニッツ」に投稿された感想・評価

17時から17時11分までの11分間について、様々な人物の出来事を様々な角度から描いていく。
結末に向かう17時11分、女優に枕を迫る映画監督が滞在する1111号室、11という数字に取り憑かれたような映画でした。
バラバラのように見える出来事が1つの結末に向かって収束していくという手法は前々からよくあるパターンであり、新奇性のようなものは感じられませんでしたが、結末が読めてしまったとしてもその悲劇を止めることができない人間の非力さみたいなものを感じました。
ポーランドのゴダールとも称されるイエジー・スコリモフスキが、ある日見た悪夢を参照して描いたという当作。
見た夢が怖かったからそんな感じの映画を作ろう、というおじいちゃんの発想がちょっと可愛いなと思っちゃいました。
まいこ

まいこの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

意味ありげな伏線がぜんぶどこいっちゃったんだ?という感じでしたがおもしろかったです。あんなんで死ぬのは嫌だなぁ…。
最後の引き絵はとてもブラックでした。
あんな大事故でも俯瞰でみたらただの点。
スコリモフスキ大丈夫? 複雑なストーリーがオチに結ばれた挙句にスローモーションとか何十年前の映画だよ
 登場人物の全員が俗物であり類型的である。だから誰にも感情移入できない。人物が映画に登場するためには、多かれ少なかれ、理由が必要だ。典型に対する類型、正義に対する悪、または特別な生い立ちや体験など、映画のシチュエーションに合った人物でなければならない。
 しかしこの映画では、そこら辺にいそうな俗物たちが、それぞれの小さな欲望のために利己的に動くだけだ。並列的に描かれるので、誰を中心に見ればいいのかわからず、注意が散漫になってしまう。簡単に言えば退屈ということだ。
 ラストシーンも期待外れで、この映画を作った意図が理解できない。偶然の事故に巻き込まれる話なら、震災の被害者を取材した短いドキュメンタリーの方が、まだ状況を理解できるし、同情も共感もできる。
mimur

mimurの感想・評価

2.8
あらすじも分からず、前知識が無い状態で見たので、なんじゃこら映画でした。

不穏な空気の群像劇。物語が一向に見えてこずもう限界かなと思った矢先、張り詰めた糸が切れる瞬間はなんともカタルシス

悪人も善人もなく、起こるときは起こる

ただ見所がそこぐらいなので、人には勧めにくいな
小林

小林の感想・評価

3.0
重大な瞬間に向かう11分間をグランドホテル方式でまとめたスコリモフスキ監督作
自分が勝手な思い込みをしただけで、「11」に何か意味があるかというと、特にない気がする
ちぐはぐなドラマを無理やり束ねただけで、ピタゴラスイッチなオチも少し品がないと思う
こういうPOVもあまり好きではないな
sun

sunの感想・評価

2.9
ラスト10分前ぐらいに行き着くまでに長く感じでしまった。
宗教的な意味が何かしらあるのだろうが、よく分からないまま登場人物たちが目撃した“何か”があるらしい最後(5時11分)に期待値を上げ過ぎた為かもしれないが…
“その瞬間”とは偶然は必然が重なり事件が起きた瞬間だったと…
こういう系は、ロックストックには絶対勝てないよね

スコリモフスキは、ホットドッグ好きなのか? 笑
tomtomcafe

tomtomcafeの感想・評価

2.5
群像劇。何かが起こりそうな雰囲気のある場所や人たちが、天文学的な確率で交差する瞬間。
実験作のような印象を受けました。
[人多すぎね?] 10点↘

「早春」に熱狂し、手元にあるスコリモフスキ作品を漁ったところ、Netflixにひょっこり現れたので鑑賞。

ある女優夫婦が惨事を起こしてしまうまでと、その惨事で(たぶん)死ぬ羽目になった人々の最期の11分を群像劇として映像化した作品。発想は面白いが、いかんせん直接関係のない人が多く、あれだけ多くの人を絡めておいて惨事の規模もショボいのが気になるところ。

人が多い分リアルタイムな臨場感(唯一あったと言えるのが、最初のホットドッグ売りと修道女の会話の後ろを女優の旦那が通るシーン)がほぼなく、無理矢理糸で縫ったように登場する人物たちが多いので残念。また、空に“見える”謎の物体や、運び屋のボスの映像など、意味不明な部分も多い。ここまでくれば、正直駄作の域を出ない。
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