サボン

イレブン・ミニッツのサボンのネタバレレビュー・内容・結末

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2017鑑賞

「群像劇」なんだろうけど、私が知っていた群像劇とはまた違う。カメラワーク含め思わせぶりな構成に、伏線探しをさせられたけど、そういうことじゃない。最後の出来事に偶然居合わせた人物たちのそれぞれの直前11分間を複雑に切り貼りしたのがこの作品なんだ。所謂ステロタイプの群像劇を知っているからこそ、物語に引っ張られていくし、そういうことかと気付いた時の衝撃も大きい。成程、という感じの作品。

以下、断片的な感想。
音楽が良かった、環境音とBGMの使い方、無駄に煽られる不穏感。ラストのモニター画面、フィクションが現実にグッと近づく、そんな印象。ジャケ写はあの場面だったのか。

初めて新文芸坐で映画を観た思い出の一本
サボン

サボン