ふぉー

スクリーム4:ネクスト・ジェネレーションのふぉーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の2連ちゃんがまず面白い。そしてタイトルの出方、毎回いいなぁ。全シリーズ通して、本当に監督は上手だと思う。現代を上手く取り入れ、見せ方をよく考えて作られてる。かと思えば従来通りのルールを踏まえたりする。
スクリームのすごいところは、犯人が毎回変わるところだと思う。ハロウィンでも13日の金曜日でも(13日の金曜日の一作目は違うけれども)、大体中身は決まっているのに、ゴーストフェイスの中身はバラバラで、本当に神出鬼没の幽霊みたいである。中身が変わるから幅が広がる。だから毎回誰が犯人か、考えて観るのが面白い。
そして、中身が変えられるからこそ新ルールも取り入れられるし、オリジナルを超えるという発想も出てくる。一作目をなぞった演出とか出てくるとやはり興奮する。

そしてコミカルでどこかポップなのも変わらず、ゴーストフェイスが首を傾げたり、反撃をくらうのは、やっぱり可愛いよね。
冒頭で『ソウ』の話題が出ていた通り、今回の犯人は用意周到で、計画的で、そして残忍だった。頭に一撃喰らった人を、じっと眺める様が、観察じみていてとても良い。そしてこれは毎回だけど、電話で畳み掛ける様に喋るゴーストフェイスはかっこいい。カメラをマスクにつけて、動画を撮るという、若者らしさも不気味で良かった。

個人的には、ケイトの死の演出がとても好きなのと、Stabarathonに参加したい。なぜ毎回この映画の中の人たちはとても楽しそうに映画を観るんだろう。こんな会なら私もぜひ参加して、ゴーストフェイスの格好してポップコーン投げたい。きっと監督が映画のことすごく好きなんだろうな。

犯人が誰だろうというワクワク感は、毎回変わらない。シリーズでこれだけ毎回楽しめるのは、本当に素晴らしい!
ウェス・クレイヴン監督のスクリームはこれで最後だけど、今後の別監督のも応援したい。それだけ好きなシリーズ映画になりました。出会えてよかった。
ふぉー

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