僕はいわゆる皆さんが熱狂した「高倉健」を知りません。そもそもブサッとかグサッとか斬られる任侠映画が観てて痛くて苦手なんです
そんな僕が好きな健さんが出てる映画といえば、「新幹線大爆破」「君よ憤怒の河を渡れ」「駅-STATION-」みたいな映画だったりします。いわゆる健さんがカタギになり始めた時代でしょうか
でも、健さんはこのドキュメンタリーが語る様にいつでも社会からはみ出した人だったし、いつも弱者の目線に高さを合わせてくれる役でした。
そして、あの眼差しには参ってしまいます。優しくもあり、怖くもあり、寂しくもある、あの眼差し
このドキュメンタリーの中でもスコセッシやジョンウーや山田洋次監督の様な有名な人も語れば、市井の人も語ってくださる
でも、その中に生きている健さんにブレがない事が何よりもスゴイなぁと思いました
スーパースターなのに、分け隔てなく自分の信念を貫き通した人間としての魅力がスゴイなぁと思いました
最後はやっぱり心意気なのかもしれません
その一瞬に思い切り生きれてこその人生かなと
とても人間臭いスーパースターにそう感じてしまいました