健さんの作品情報・感想・評価

健さん2016年製作の映画)

上映日:2016年08月20日

製作国:

上映時間:95分

3.6

あらすじ

2014 年 11 月 10 日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健、逝く――1960 年代の プログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱さ せ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼 びかけた――「健さん!」。しかし我々は“健さん”…

2014 年 11 月 10 日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健、逝く――1960 年代の プログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱さ せ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼 びかけた――「健さん!」。しかし我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか? 生前に限られたインタビュ ーしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、 どう行動し、何を成し遂げてきたのか? 『健さん』はそんな疑問への答えを提示した初のドキュメンタリー映画で ある。  監督はニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一。 マイケル・ダグラス、ジョン・ウーといった海外の名優、名匠のインタ ビューからは、映画、そして日本の美学を紐解き、日本映画の黄金期を 彩り、今日もなお活躍し続けるクリエイター陣の証言からは、高倉健の 輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史をも辿っていく。 「漫然と生きる男ではなく、一生懸命な男を演じたい」「どんなに大声 を出しても、伝わらないものは伝わらない。むしろ言葉が少ないから伝 わるものもある」― 高倉健の人生哲学は、今もなお、我々の心を熱く させてやまない。さあ、逢いに行きましょう、日本の男に。

「健さん」に投稿された感想・評価

八名信夫が健さんから嫌いなコーヒーをどんどん勧められるエピソード。本当に不味いんだって言う時、青汁のCMぽくて良かった。
高倉健の作品はあまり観てないけど、妹さんが語る母親の話や、江利チエミさんの話、健さん本人の語りなどもあって興味深く観られたし、終盤の寒青の説明をする健さんの言葉を聞いていたら感情が込み上げてきて、正直わざとらしいと感じる最後の演出でも泣いてしまった。

美談ばかりになるのは予想がついていたが、証言者の言葉が聞き取りにくかったり、動いている健さんがあまり観られないのは残念だが、この作品で健さんの人柄を少しでも知ることが出来て良かった。



ここからは余談だが、子供の頃にTVで初めて高倉健を観て、その時に畏怖の念みたいなものを抱いて苦手になったけど、その存在に興味を惹かれてもいた。今思えば昔の近寄りがたい父親像みたいな、古き日本の男みたいなものを感じたからだと思う。でもその後の鉄道員の記者会見、映画本編を観てからは高倉健という人間がとても好きになった。不器用な父親のことを理解出来るようになった子供のように。
健さん愛に溢れたドキュメントでスチール写真の多様が効いてますね。
ドキュメンタリーなんで評価がしにくいが割と全体網羅しながら
構成している。江利チエミの話、疑り深い性格等少し闇の部分を入れてきている。
マイケル・ダグラス、マーティン・スコッセシ、ポール・シュレイダー、ヤン・デポン、ジョン・ウー
と海外の映画人の話も興味深い。
特にポール・シュレイダーは、「ザ・ヤクザ」の脚本家で「タクシードライバー」脚本と並行の頃だったと。
その絡みでマーティン・スコッセシは、高倉健を知り交流したと。
ヤン・デポンは、「ブラックレイン」の撮影監督でハリウッド版「ゴジラ」監督の準備時に高倉健にオファーしたと。
しかし、後年「スピード」の元ネタである高倉健主演「新幹線大爆破」を作るのは、縁があるんだなぁと
映画ファンとして感じますね。
海外進出可能な俳優であったのに海外に出れなかった高倉健は、自身は、どうも後悔しているようだが
日本及びアジアの大スターで海外映画人との数少ない海外作品と交流から尊敬を集めていたので
結果、良かったんじゃないかと。
高倉健の元大部屋俳優で現在ガソリンスタンドオーナーと高倉健のエピソードが感動的だ。
スチール写真で今までとは違った高倉健の実像を撮っているのは、良かった。
多くの人に慕われ愛された健さん。
写真がいっぱい出てきましたが、みんな魅力的なんだよなぁ。かっこよさばかりでなく、朝寝坊で現場によく遅刻したとか、無理やりブラックコーヒーを役者仲間に飲ませるとか身近に感じるインタビューもよかったです。
寒青、冬の松のように
ERI

ERIの感想・評価

3.7
2014年11月10日、健さんの訃報を聞いた。大きな、大きな人だったんだなぁ。

1960年代、時代に逆境する中で高倉健さんは次々に任侠映画で魅せ続けた。時代は、ビートルズや東京オリンピックの時。

うっとりするほど高倉健さんは、美しい。一人でポツリといてもオーラに圧倒される。この人と目があってニコッとされたらそりゃぁ、男も女も大好きになっちゃうよなぁ。健さんは朝寝坊だったんだね(可愛い)。

「漫然と生きる男ではなく、一生懸命生きる男を演じたい。」「なにをしたかではなく、何のためにそれをしたかです。」あぁ、かっこいい。

「映画との出会いは、人との出会いに似ている。」

高倉健さんと出会った人たちが、健さんの話をするというドキュメンタリー。人は、好きな人の話をする時、とっても懐かしく嬉しそうなんだなぁ。健さんは映画を撮り終えると宴の後に、旅に出る。それは、少し寂しかったから。そんな想いを溜めた人の背中は、とても魅力的で大きい。
「単騎千里を走る」好きの自分にとって、冒頭のチューリンから心を持って行かれた感ありました。中井貴一が声出演と言うのもツボを押されまくりです。

途中のインタビューで「健さんは仁王像」という言葉が自分にはとてもしっくりきました。

「寒青」自分も心に持って生きようと思いました。
スカパーにて。亡き高倉健の追悼的なドキュメンタリー。
序盤と終盤に、「単騎千里を走る」で共演した中国人俳優が語り部になっているが、ここは正直?演出だな。ぶっちゃけなくても良かった。

全体的には、共演者や関係者のインタビューで構成されている。基本的に映画の引用は殆ど無く、当時のスナップ写真で振り返る感じ。

前半の東映任侠映画時代を語る際は、健さんの人となりを紹介してる。
この辺はまぁまぁ。

すっごい興味深く見たのは、ブラックレインで共演したマイケルダグラスのインタビュー。ここで健さんの演技論が語られる。
要約すると、「真の演技とは自分が自分のままでいること」だと。「それによりシンプルながらも力強い演技」になるんだと。
ナルホドこれは言い得て妙ですわ。
普通、演技って他の人間に鳴りきる訳だから、自分を無くすことが正しいと考えがちだと思う。そうでなく、ちゃんと自分が自分のママ残っていることが高倉健の演技には魅力があるのだと説明している。
これは確かに納得する。普段から「高倉健」を演じているからこそ、そのままの自分が最高の演技になりえる。至極納得。

また江利チエミとの結婚と離別に関してもちゃんと触れていることも誠実な作りになっているね。
〇'16 8/20〜単館公開: 福井コロナ→
〇'17 5/2 DVD発売及びスタッフ→
●'17 11/12 日本映画専門チャンネル『日曜邦画劇場』枠で初放送
配給: レスぺ→
発売: オデッサ・エンタテインメント
ワイド(ビスタ) 音声仕様表示無し
11/14 HDDに録画したものを自宅にて観賞
1080i
海外の大物を含む生前の関係者の証言を中心にしたドキュメンタリー。大量のスチール写真がどれもかっこいい。もう一度健さんの映画を見直したい気分にさせる。「幸福の黄色いハンカチ」と「ブラックレイン」がいいかな。八名信夫の不味いコーヒーの話とか、先輩風吹かせる健さんのウザさが面白おかしく語られていてじわじわくる。ポール・シュレイダーの「Mishima」の貴重なエピソードもあり。
2017.11.14 日本映画専門チャンネル(録画)
初鑑賞。

高倉健より菅原文太の方が好きだった・・・

30年以上前の記憶。
高校を首になり福岡県の片田舎で潰れかけた喫茶店のマスターをしている頃、毎日居座るめったに口を利かない怪しげな小説家らしきオヤジから突然一枚の便箋を頂いた。
内容は「マスターのコーヒーを飲んでみたい・・・」なんて事でした。
そのオヤジが語るには友達と手紙をやり取りしていて、この店の事を書いたところ私宛の手紙が入っていたとの事。
オヤジが言うには送り主は高倉健とのことでしたが、名前が違ってました。
その当時、高倉健が芸名とは知らなかったしオヤジの戯言だと思い便箋は即ゴミ箱へ・・・
今思えば残念です。。(〃_ _)σ∥

高倉健は世界一の俳優だったんだ!!(゜ロ゜ノ)ノ

皆さん持ち上げ過ぎなんじゃ・・・( ̄~ ̄;)
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