ちちどん

帝一の國のちちどんのネタバレレビュー・内容・結末

帝一の國(2017年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

映画館で他の人も含めて、こんなに笑える映画はなかなかないです。
俳優の演技は本当に素晴らしい!

ただし、漫画を読んでる人からすると、ストーリー部分が物足りないかと…。気になりポイントは以下のあたり。

⑴1年目の選挙に関して

氷室が生徒会長に最後に投票されないシーンだが、氷室が勝てると信じきっているが故に誹謗中傷をしているからこそ、氷室の落選後の虚無感が生まれているのだと思う。そこを抜くならば生徒会長の投票はやめても良いと思った。

あとは赤場と東郷の喧嘩は必要だったのだろうか。
現実的な話だと思うが、夏の戦争を抜いたが故に、森園に投票が入った状態でいないので同数になってしまう。
そこで赤場を無効票にするという方法を取ったのではないか。
せめて、赤場が喧嘩で勝つことにより成長している姿を見せてほしかった。

⑵2年目の選挙に関して

赤場の成長が分からないため、感動が少ない。
原作では自分のためにしか頑張れない男が、人のために行動できるようになるという成長を遂げて、投票を集めたというものがある。そして、その姿を見てみみかも惚れ直したのではないか。
それがないのであれば、よく分からない。


こうしてみると、原作のストーリーが面白いのに、それを全て詰め込もうとしたが故に物足りないものになっていると改めて感じる。
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