M少佐

帝一の國のM少佐のレビュー・感想・評価

帝一の國(2017年製作の映画)
4.0
 「政治とは血を流さない戦争である」毛沢東

自らに課した使命は内閣総理大臣になり、自分の国を作る事。
ピアノを愛する少年の夢は、父の鶴の一声と物理的な衝撃に依り確固たるものになる。
超名門「海帝高校」かつて海軍士官育成高としてあった、その高校は今や国を動かすまでのエリートを輩出するに至る。 
内閣総理大臣への近道は、この学校で生徒会長となり、東大の推薦を得ることである。
ある意味、妄執に囚われた青年の悲喜こもごもの高校生活の始まりである。

日本らしい、組織のドロドロの中で、足掻いてトップを目指す、荒唐無稽のサクセスストーリー(途中)ギャグ添え。
私が女性だったら、鼻血しか出ないようなイケメンキャストの嵐。
変なアイドル崩れではなく、実力派のイケメン揃い。
下らないギャグですら全力投球!
大人の役者も無駄に暑苦しく全力投球!
今風の役者さんが、力を込めて前時代的な、それこそ軍国主義的な行動でも、不謹慎ながら面白い。

原作漫画自体は絵柄のアクが強く、ともすれば気持ち悪い部類に入る絵柄、その中で暑苦しい政争をイケメン達が繰り広げる!
書きたかないがBL 臭プンプンだ!

何で映画館で見なかったのだ俺。

面白かった。
M少佐

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