この作品も初見。
1956年日活作品。
監督は市川崑。
なぜ総集編なのか?は製作過程で色々事情があったようだ。
1945年7月ビルマ戦線。イギリス軍に降伏した日本軍の井上小隊。頑強に抵抗する三角山の部隊に降伏の説得をするため井上小隊長(三國連太郎)は水島上等兵(安井昌二)を派遣する、、、。
主役の三國連太郎はいつものようなアクがなくあくまで部下思いの隊長役だ。
安井昌二はほぼ初の主役。戦死者に対する想いをひとりで抱え込む純粋な役。
他に西村晃や内藤敏武等のくせ者役者がまったく普通の役なのでちょっと驚く。
三橋達也が三角山守備隊長役で特別出演。
いつもの市川崑調ではない静かで真摯な作品。