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マシュー・ボーンの「ザ・カーマン」のPALのレビュー・感想・評価

4.5
かの有名な演出家マシュー・ボーンのダンス作品。やはり演出と振り付けが秀逸。ダイナミックなダンスと圧倒的な表現力が素晴らしい💃
ダンスショーというより、セリフと歌のないミュージカルって感じかな!バレエに比べてテンポも良く、ストーリーも予習なしでちゃんと伝わる。セリフがないのにこんな複雑な物語を動きだけで伝えられるんだってことに感動✨むしろ言葉で語ることをしないからこそ、想像の余地があるのがとてもいい。きっと、観る人によって細かい解釈が全然変わってくると思う。

ストーリーは最初から全然展開が読めなくて、最後の最後まで何度も驚かされた!想像よりずっと血みどろでエロいシーンが多い。そして人間臭さ全開で色々と生々しかったw ジャンルで言うとスリラーかな。
特に印象に残ったのはルカ役のクリス・トレンフィールドさん。男のフェロモンと狂気を纏ったミステリアスな雰囲気で、独特な存在感を放ってた!
それから、メリー・ポピンズ役で有名なジジ・ストラレンさんは、こんなダンスも踊れるんだ!という驚き😳

ちゃおさんに言われて初めて気付いたんですが、この題名はカルメン(Carmen)をもじってるらしい。カルメンの音楽使ってるな〜ってことしか気付かなかった笑
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