まさなつ

田園に死すのまさなつのレビュー・感想・評価

田園に死す(1974年製作の映画)
3.5
ミニシアターが心配です。心ある映画人達が様々な支援を立ち上げていますが、何とか耐えて欲しい。そしてまたみんなでそこに集えるよう、非力ながら応援していきたいと思います。

この映画もいかにもミニシアター向きの映画。ATG作品は基本そうですね。

何故かサルバドール・ダリが絡んでいるようですが、シュールというより、やはり「前衛的」という、ちょっと懐古的な言葉がしっくりくる作品。

寺山修司の自伝的な内容なんでしょうか?そうだとすると、ホドロフスキーのあの二作「リアリティのダンス」「エンドレスポエトリー」が思い出されます。自由さは共通してそうですが、あちらが陽気な印象であるのに対して、こちらは私小説的な暗さを感じます。そして土着的な香りもします。

寺山修司の内なるイメージの洪水は、今観ても十分カッ飛んでて、ある意味楽しいのですが、少しくどくも感じました^^;
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