国政によって長年虐げられてきたパキスタンのおっさんミュージシャンたちが、NYで現地ジャズマンたちとセッションコンサートを催すまでのドキュメンタリー。
社会から光を浴びなくたって、音楽を愛してきた誇りを持って生きてきた彼らの一世一代の大舞台。絶対失敗しないよう手をとりあって励ましあうおっさん達の文化祭的な空気がよいのです。まっすぐ一生懸命で痺れました。
まぁ、でも、彼らの姿もさることながら、楽器や楽譜の書き方が違ってたって、信仰心がなんであったって、メロディとリズムと人間としてのリスペクトがあれば、すぐに繋がっちゃうJAZZの魅力。その自由さと寛容さにグッとくる映画でした。