少なくとも公式ホームページのプロダクションノートを読んでから見るべき作品。何の知識もなく見たら、内容がわからないし、映像が綺麗くらいしか褒めようがない。そもそも中国製アニメの西遊記といえば、「大nao天宮」（1965年。3D版2012年）に極まるのであって、あれを越えられないなら作る意味はまったくない。それでも敢えて西遊記にチャレンジする理由は、この作品が西遊記の再構築し、「なぜ天竺を目指すのか」「なぜ孫悟空らは三蔵法師に付き従うのか」などの答えを見出す意図があるから。試写会ではプレスシートか何かを配るべきだった。そうすれば、3部作？の第1作で星1つに決めつけられることもなく、次回以降の期待に繋がったはず。
