のりちり

西遊記 ヒーロー・イズ・バックののりちりのレビュー・感想・評価

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映画館鑑賞。

中国で作ったアニメってどんなんかな?と思って観に行った。
三蔵法師はいないし、お経を取りにいくこともない。

ただ、500年岩に閉じ込められた孫悟空は同じ。
たまたま、そこに岩に行ったお坊さん修行中の子どもによって目覚めさせられた。
頭ではなく、腕の輪に力を封じ込められた孫悟空。
子どもは、「斉天大聖」と必ず呼び、孫悟空の力を信じていた。
この言い方が、「悟空」じゃなくて、ちゃんと敬意をこめているように思われ、この子のことを必ず孫悟空は救うなと思わせた。

このときとばかり、はびこる妖怪たち。
特に1番偉い奴は、悟空を倒そうと画策をする。
少年はずっと捕えられていた子供を背中のカゴに入れて、立ちまわる。
かなりの力持ちだ。
いつも明るく、斉天大聖はすごいんだ!言い続けた少年。
その少年が、力尽きようとしたとき、悟空の封印された力が戻る。
こうなれば、敵なし。
もうただの猿じゃない。
「聖天大聖」の復活だ。
仏様も許してくれたのだろう。

妖怪を退治し、子供を筋斗雲にそれぞれ家に帰す。
もう、俺が1番なんて言う孫悟空はいないのだ。

最後に屋台でご飯を食べている少年が、日本のアニメの孫悟空に見え、お師匠様が亀仙人に見えたのは、私だけか。

こういう孫悟空の描き方も悪くない。
やはり、子供は重要なポイントだったけれど。
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