グッチャグチャにしてやる
14年間もの間、日本での公開を封印されていた伝説の拷問ポルノ映画。顎ザックリ、顔面ブシャー、喉サクサク。スプラッター映画好きを刺激する要素がこれでもかと含まれており、グロ映画が苦手な人は本当にお断りな作品。久しぶりに良質な人体破壊映画を観れました。
本作の驚く点は、意外にもストーリー性があるということ。この手の映画は、ただただ人を殺して終わりの変態系が多いですが、本作は違う。普通の映画と比べると薄すぎる内容ですが、スプラッター映画にしては上出来じゃない？と上から目線で評価できます。攻撃された時はちゃんと痛がるクロムスカル、人間味あって好き。
ですが日本公開を14年も遅らせるほど衝撃的なグロさかと言われると、ちょっと悩ましい。「まだ上にいけるぞ！」と期待の気持ちも込めて評価4.0越えは見送らせていただきます。正直あのクソ変態傑作『テリファー2』を観てるから衝撃は少なかったのかもしれません。ですが本作の血の色は圧倒的に『テリファー』シリーズより鮮血なので、そこは本当に高評価。血の色『クロムスカル』×グロ『テリファー2』で撮ったら右に出る者はいないでしょう。とりあえず続編に期待します。
2024.3.29 初鑑賞
