一人一人の女性を何気に丁寧に描いていて、これだけ人数がいるのに実はキャラがとても立っている。
怪我をした彼を看病して、身体を拭く場面。
異性がいない日常の中で、男性という非日常に文字通り触れることで、性に目覚めていく。
展開や流れに決して目新しいものがあるわけではないが、しっかり1つ1つを丁寧に描いているのでとても面白い。
そして後半に6人の女性で会議をする場面があるが、その場面では思わず笑ってしまった。
女性の純粋性とそれゆえの残酷さを描かれていて美しく、面白く、儚く、切ない物語になっている。