真一

ロスト・バケーションの真一のレビュー・感想・評価

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)
3.9
 海水浴🏖️の最中に、脛(すね)やくるぶしを浅瀬の岩にゴリッとぶつけ、出血した時の痛みを知っている人にお勧めの映画。サメ🦈に追われる主人公👤が、岩礁で足、手を切り、血だらけになります。さらにブイの鉄柵に鼻をゴキッとぶつけ、大量の鼻血を出します。

怖いだけじゃない。
痛すぎます。この作品。

 傷口に海水が染みる痛さ、傷口が膿んで変色す恐怖も、映像を通じて伝わってくる。もうやめてくれと叫びたくなるレベル。あまりにリアルで、非現実的なスプラッター🔪よりグロさを感じた。何回か目を背けてしまった。

舞台は、珊瑚礁に波🌊が打ち寄せるメキシコ🇲🇽の美しい海岸。サーフィン🏄‍♀️に訪れた主人公はただ一人、人里離れた秘境のような砂浜から沖合いへ繰り出す。とにかく映像が美しい!カメラワーク🎥が見事!

 だが、主人公を包み込むような、その美しい波打ち際🌊が、サメ🦈の出現で全く別の表情を見せ始める。慌てて逃げるたびに、岩角が、珊瑚の先がナイフ🗡️のように主人公を襲う。確かにそうだ。私たちが岩場を避けながら泳げるのは、平時だからだ。サメ🦈に追いかけられたら、そうはいかない。自然の怖さを伝えるカメラワーク🎥も秀逸だった。とにかく、痛い!

 本作品は定番のストーリー展開ながら、高い映像技術に加え、「ゴシップガール」のセリーヌ役・ブレイク・ライヴリーの迫真の演技により、緊張感に満ちたスリリングな内容になっている。想像していたより、はるかに見応えのある映画で、大満足!

 サメの歯と珊瑚で切り裂かれた傷口の痛みを疑似体験して絶叫しつつ、今こうして生きている喜び☺️🎶を、みんなで分かち合いましょう(^-^)/ 
真一

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