ゴシップガールで大人気となったブレイク・ライブリー主演によるパニック映画。
ジョーズとの大きな違いは、まるでMVのような前半と、ひとりで戦うところ。
医学生のナンシーは、自身がお腹の中にいた頃、母親が訪れたというメキシコに海に向かう。
本当は友達と行く予定だったが、友達はホテルに残っている為、ひとりでサーフィンをする。
現地の少しチャラい感じの男ふたりと遭遇するが、特に何事もなく、彼らは先に帰る。
あと1回だけ波に乗ろうと残るナンシーだが、大きなクジラの死体を発見。
何とも巨大な人食いサメがいる事に気づくが、既に時は遅く、足を噛まれてしまう。
なんとかクジラの死体の上に避難するが周りには誰もいない…
冒頭でも触れた通り、前半の波乗りシーンや、車の中でスマホを使うシーンはまるでMVのようなカッコ良さがある。
そしてなんと言ってもとてもリアルなサメ。
水中と地上の音の使い分けや、海と血の色の分け方など、分かりやすくて魅力的な演出が冴えていた。
個人的にはラストあたりで、もっとママの話を絡めて欲しかったなと思う。
あとビーチの名前は結局なんだったんだろう…