映画音楽作曲家のアントワーヌと、フランス大使夫人のアンナは、異国の地インドで出会い惹かれあっていく。
パートナーがいて天職につき、人生順風満帆だと思っていても、それを凌駕するような運命の出会いってあるんだなぁ。なんて贅沢、羨ましい。
言ってしまえば不倫なんだけど、ふたりとも良識がありスマートで、それぞれがあまりにも魅力的。
そしてインドならではのスピリチュアルな体験をうまく絡めているので、不倫のいやらしさを全く感じさせず、その関係はとても自然で純粋。
フランス映画の男女はひたすら会話を紡いで関係を深めていくのがいいな。その会話のユーモアやセンスを感じながら、相性を確かめ合っていくのを観てると、こちらまでドキドキする。
113/2017