やす

獣道のやすのネタバレレビュー・内容・結末

獣道(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

地方都市で生まれ育った少女・愛衣と少年・亮太の自分の居場所を求めて彷徨う話。

愛衣演ずる伊藤沙莉がやったシチュエーションが宗教施設で宗教に染まる少女、ごくふつうの中学生、ヤンキー、ふつうの少女、キャバ嬢、デリヘル嬢、AV嬢とものすごくむちゃくちゃな振り幅なのだが、
どれもごくすんなりとやりきりながらもその奥にはすぐにその環境がどこかしがみつこうとしている佇まいがやるせなかった。

そんな彼女が行き着いたのがAV嬢なんだが、サイン会では最初の宗教の衣装でまるで教祖様のようになってて、
元いた教団の教祖様が今では愛衣のマネージャーになっていたりと立ち位置が逆転していたのが少し笑えた。
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