映像が素んんん晴らしい。
個人的に大好きなロジャー・ディーキンスという撮影監督が撮っていたこともあり、各フレームの色彩だったり、世界観に見事にマッチした色鮮やかな美しい映像が多かったです。
前作の世界観を崩すことなく、掘り下げて、ストーリーも独自の道を行ってました。
奇妙なラブロマンスも興味深いものに仕上がってたし、演技は皆素晴らしかったです。
しかし、ストーリーの盛り上がりが少なかった印象。
序盤からストーリーが大きく動き出すまでがかなり長く感じたこともあり、中盤は退屈に感じたし、
オフィサーKのキャラクターは平坦で、行動の動機が分かりにくく、あまり感情移入ができませんでした。
SF映画として観ると、とても良い出来の作品ですが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品の中では、あまり好きではない作品です。