「トリビアの泉」は世代ド直撃で水曜21時から毎週欠かさず見ていたし、番組の内容をまとめた本とかも買って読んでいた。「ニャホニャホタマクロー」とか今でも口ずさめるレベルである。そんな番組にパロディAVがあるようで、これの第2弾だけが何故かFilmarksに登録されていたので、興味本位で観てみた。(ちなみに第1弾のタイトルは「素晴らしき性のムダ知識」)

内容に期待はしていなかったが、予想を大きく下回るものだった。トリビアのエロ版と言われたら、当然本家と同じテイストでエロに関するムダな雑学を紹介する内容だと思ったのだが、実際は「高校の教室で営業するブルセラショップ」「妄想で絶頂するエステティシャン」みたいな架空のシチュエーションでのセックスシーンが“確認のVTR”として紹介される、というガッカリ構成。
一応VTR明けに「ブルセラショップは日本にしかない」みたいな本当かどうかも不明なムダ知識が申し訳程度に紹介される。

ただ、ここで高橋克実役が「ちなみに私も...」と小粋な一言を言ったり、最も「あぁ〜ん」(へぇの代わり)が多かったエロビアには“金のパイ”が贈られるなど「あったあった！」と懐かしくなるようなディティールは満載で、一応最後まで観る気にはなれたかな。テロップのフォントとかも、同じか近いものを使ってると思う。
途中でボタン役の女優が実はVTRに登場していて...みたいな展開になっていくのは流石にどうでも良すぎたが。

エロを見て抜きたいなら当時にもちゃんとしたAVはあるだろうし、パロディとして楽しむにしては構成が中途半端、というどっち付かずな感じではあるが、第2弾が出ているということはそこそこ売れたのかね。面白くはなかったけど、懐かしい気持ちにはなれたので観て良かったとは思う。

トリビアの泉をパロディにしたエロ映画？があるというトリビア