キャサリン子

カフェ・ソサエティのキャサリン子のレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
3.6
1930年代。ニューヨークに暮らす青年ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、刺激にあふれた人生を送りたいと願いハリウッドに向かう。
そして彼は、映画業界のエージェントとして大成功を収めた叔父フィルのもとで働く。
やがてボビーは、叔父の秘書を務める美女ヴォニー(クリステン・スチュワート)のとりこになる。
ひょんなことから彼女と距離を縮められて有頂天になり、結婚まで考えるようになるボビー。
しかし、彼女にはひそかに付き合っている男性がいて……。


映像も音楽もロマンチックで素敵でした。
朝焼けに染まるセントラルパークでワインを飲み交わしながら過ごす時間はあまりもキラキラしていて、眩しかった…🍷🌃✨


「あのとき違う選択をしていたら…」とふと思うことは誰にでもあるけれど、叶わなかった恋だからこそ美しく輝いて見えるものなんでしょうね。
夢は、夢のままにしておくのが正しい選択なのかもしれないと思いました。


こういうお話は嫌いではないけれど、内容的にはちょっと浅いかな。
そもそも、ポスター画に「ひとりの男とふたりのヴェロニカ」などと書かれているけれど、ほぼ「ひとりの男とひとりのヴェロニカ」のお話です。
てっきり「同じ名前のふたりの女性と、ひとりの男の三角関係モノ」だと思っていましたが、どうやら勘違いだったらしい。


未練がましいボビーにも、優柔不断なヴォニーにも、どちらにもひとつも感情移入できず、ラストも「そりゃそうでしょw」としかなりませんでした。
もっと言うなら、シンデレラガール&アメリカンドリーマーのまま人生終わってほしくない。
キャサリン子

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