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カフェ・ソサエティのnatalieのネタバレレビュー・内容・結末

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

叔父を頼りにハリウッドに来た青年ボビーが、叔父の秘書ヴォニーと恋に堕ちるが、ヴォニーは叔父と不倫をしている。ボビーはヴォニーにプロポーズし、NYに戻ることを決意するが、結果的に叔父は妻と別れヴォニーを選び、ヴォニーも叔父を選ぶ。NYのカフェの経営が軌道に乗り、成功を掴んだボビーは、ヴォニーと同じ名前の女性と恋に落ち、子供にも恵まれる。しかしそこにかつての恋人ヴォニーが現れ、2人はまた昔の恋におちるが、最後は別れを告げる。

ヴォニー:”Maybe it’s just we don’t see each other. Otherwise, it starts up the feeling and I start dreaming. You probably start dreaming. Dreams are dreams.”
ボビー:”I guess some feelings don’t ever die. Is that good or bad?”

ボビーは妻からヴォニーという名の女性と浮気をしている夢を見たと言われる。そしてボビーは答える”Dreams are dreams”

2人は年越しを迎えながら離れた場所で互いのことをおもう。2人はどこか夢見がちな目をしている。

お互いに結婚し、大切な愛する人がいるにも関わらず、おそらく運命の人にも出会っているのだ。でもそれは現実にはなりえない夢でしかない。それでもヴォニーが少し微笑みを浮かべるのは、きっとボビーの”some feelings don’t ever die”という言葉があるからではないかと思う。時間は過ぎ去り、過去を取り戻したり、人は別の人生を歩むことはできないが、もしかしたら永遠になくならない感情もあるのかもしれない。それは哀しみや苦しみでもあるが、儚く脆い喜びでもある。
ロマンチックで本当泣けた。
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