映画ファン

ありがとう、トニ・エルドマンの映画ファンのレビュー・感想・評価

4.0
長年連れ添った愛犬が死んだことをきっかけに娘イネスに会いにきたヴィンフリート、しかしコンサルタント会社で顧客対応に追われるイネスにとって父は煩わしく思えてしまう、そこでヴィンフリートはトニ・エルドマンと名前も姿を変えてイネスに接していく映画
家族との付き合いよりも仕事第一となってしまったイネスをなんとか助けてあげようと休ませようとしたりしていくも逆効果になってしまうヴィンフリートの姿は非常にリアルで共感しやすかった
昔気質の明るい老人が合理性のみを追求した現代社会に物申していくのはマイ・インターンに近いものがあると思う
後半はヴィンフリートに影響されてかこれまでなら絶対にやらなかったであろう全裸パーティや周囲を気にせず歌う吹っ切れたイネスを見れたのはこっちも救われた気分になった
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