ひとみ

ありがとう、トニ・エルドマンのひとみのレビュー・感想・評価

3.3
自分の中で鑑賞後の感触が定まらなかった作品。

なんだろ。

「ユーモアを失うな」

「義務に追われているうちに人生は終わる」

もとても良い言葉なのに、思いの外響かなかった。
ユーモアセンスが合わなかったのが主な原因?^^;

予告を観た時は父娘関係がもっと希薄なのかと思っていたけど、本編を観たら案外普通だったのも拍子抜けしたのかなぁ。
普通どころか、イネスめっちゃいい子だし!
突然職場に現れた父親を取引先のパーティーに連れていったり、父親の戯れに付き合ったり。
娘の義務感からだったとしても自分はそこまで出来ないと思ってしまい、最初からイネスのことを「お前は人間か?」と言われるほど人間味のない人物に思えなかったのです。
だから意図された構図に入り込めなかったのかも。
への字口の表情も見慣れるとクセになるし。
あと、秘書の子はほんのりベッキーに似てると思う。
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