カタパルトスープレックス

午後8時の訪問者のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)
2.5
社会的な弱者を描くダルデンヌ兄弟監督ですが、今回はミステリー仕立て。

営業時間外に診療所のベルがなる。時間外なので出なかった。そして、訪れた少女が死体として翌日発見された。その犯人は?という話です。今回も社会的な弱者を描いてはいますが、視点は医師。

ただ、その医師が事件の真相を突き止めようとする動機が薄いんですよねえ。なんか、単なるおせっかいに見える。お前は『家政婦は見た』の市原悦子かと。研修医が医師になるのを諦めるのを思いとどまらせたり。うーん、おせっかい?気持ちは分からんでもないですが、なんでそこまでするの?感情移入ができない。

やっぱり、慣れないミステリー仕立てにしたからじゃないかなあ。動機づけって大事なんだけど、それができていない。